のぼり作成の技術の継承

のぼり旗の製作には、過去から受け継がれてきた伝統や技術も重要ですね。

基本的には工業製品であるのぼりですが、その中に歴史的な重みというイメージが付着しているので、過去を無視してすべてを合理化してしまえば、それはもう「のぼり」とは呼べなくなってしまいます。 そのような意味で、その伝統や技術を、確実に継承していく仕組みも確立しておきたいと思います。

歴史面から考えると、のぼりが、古くから日本で作られ、使われてきたという事実は、そのまま現代ののぼり作成にも影響しているわけです。

のぼりが広告宣伝などの効果を発揮するためには、人々がのぼりというものに注目するということが必要なわけですが、それにはあの独特の形や大きさなどが関係しているわけです。

いかに目立つようなデザインであっても、いかに洗練されたデザインであっても、「のぼり」と認識されない単なる「旗の一種」と見られてしまえば、そこにはのぼりが持つ伝統の力は発揮されません。伝統を大切にする必要がある理由もそこにあります。

また、のぼり作成には、技術面でも多くの積み重ねがなされており、それも継承していかなければならないのはいうまでもありません。 どのように作成すれば効果が高いのぼりになるのかは、コンピュータで計測できるようなものではなく、人間の意識にかかわってくるものだからです。